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韓医学治療の原理で最も大きい長所と言うと、根本治療をすることです。 病気の根本的な治療のため、韓方では完治という概念を導入しており、疾病の発生前に治療をするという予防に対する心掛けが強く込まれております。そのため、発病してから治療をするのではなく、各種の疾病が発生する前に免疫力を強化しようとするのが韓方治療の根幹です。韓方では、病気の原因を大きく虚と実の二つに、また、寒と熱に分けて治療を行います。

例えてご説明しますと、正常な女性がすべき生理をしない場合に、韓方では原因を大きく二つに分類して診ます。一つは、淤血(おけつ)によるもの、もう一つは、血虚(けっきょ)、すなわち、生理をするための血液の不足によるものです。従って、原因を虚と実の二つの概念に大きく分け、その原因により治療を行うわけです。
もし、淤血が原因で生理をしない場合、紅花と桃仁(トウニン)のような淤血を取り除いてくれる薬材で治療を施し、血液が不足の場合だとすると、当帰(トウキ)や熟地?(ジュクジオウ)のような補血効能を持つ薬剤で治療を行います。
こうした韓方に対し、洋方の場合は、生理をしない原因を単純にホルモンの不足だけに絞るため、足りないホルモンを補充するだけの処方になってしまいます。